ワイヤーフレーム 見えない部品だからこそ考える

小ロットのワイヤーフレーム加工に対応しています

ワイヤーフレーム、角リング、角枠、四角リング、スクエアリング、鉄枠、ステンレスフレームなど、
フレームや枠状の部品は、業界や用途によってさまざまな呼び方をされています。

これらの中には、
板材を打ち抜いて作るものや、
部材を組み合わせて溶接するものもありますが、
線材を「曲げて、溶接して枠を作る」タイプの製品も多く存在します。
本記事では、こうした製品を総称してワイヤーフレームと呼んでいます。

ワイヤーフレームは、
他の製法(板材の打ち抜きや枠組み溶接)に比べて 形状の自由度が高く、条件によってはコストを抑えやすい という特長があります。

一見すると単純な加工に見えますが、実際には
段取り・調整・歪み対策 といった地味で手間のかかる工程が多く、
特に 小ロットでは加工先が見つかりにくい部品 でもあります。

弊社、新田スプリング株式会社(東京都 足立区)では、
主に丸線材(めっき線、鉄線、ステンレス線)を曲げ加工した製品を手がけており、
こうした ワイヤーフレーム加工をBtoB向けに、小ロットから対応 しています。


実はこんなところに使われているワイヤーフレーム

ワイヤーフレームは、日常生活ではそれ自体を目にすることはほとんどありません。
しかし実際には、次のような用途で幅広く使われています。

  • フィルター・ダクト内部の補強枠
  • 布製品(内装材、バッグなど)等の骨組み
  • 装置・設備内部の保持フレーム
  • 什器・展示台の下地構造や芯材

「見えないが、無いと成立しない部品」
それがワイヤーフレームです。


「曲げて溶接するだけ」では済まない理由

ワイヤーフレーム加工では、
図面通りに切って、曲げて、溶接すれば終わり、
というわけにはいきません。

  • 溶接を前提にした 微妙な長さ調整
  • 曲げ加工時の鉄鋼材料特有の スプリングバック(曲げ戻り)や歪みの補正
  • 溶接時のズレによるねじれや歪みがおきないような工夫

といった対応や事前検討が必要になります。

特に複数箇所を溶接するフレームでは、
溶接順や固定方法を誤ると、
最終的に 全体が大きくねじれる・反る といった問題が起きます。

こうした調整は、数量が多くても少なくても必要なため、
小ロットでは段取りコストの比率が高くなり、 対応を敬遠されがちな加工 でもあります。


高精度=正解、とは限りません

ワイヤーフレーム加工では、
精度を追い込めば追い込むほど、
ジグ(治具)・工程・調整工数が増え、単価も上がります。

しかし実際の用途では、

  • 最終的に別部品に固定される
  • 組立側で多少の調整代がある
  • 外観品質が求められない

といったケースも多く、
必要以上の高精度が価値につながらない ことも少なくありません。


「用途にあわせた精度」を大切にする理由

弊社、新田スプリング株式会社では、
必要に応じて用途や後工程を伺ったうえで、
過不足のない精度をご提案をしてたうえで

ワイヤーフレーム加工を行っています。

ここでいう精度とは、
部分的な寸法公差や歪み量だけでなく、
フレーム全体として無理のない形状・バランス
まで含めた精度を指しています。

そのため、
・実際の組立工程で支障が出ないか
・フレーム全体として安定しているか
・コストとのバランスが取れているか

といった点を踏まえて、
必要なところに手間をかけた加工・仕様のご提案を行っています。

「高精度で高単価」ではなく、
「用途に対して使える精度で、現実的な価格」

そうした考え方を求める
BtoBのお客様からご相談いただくことが多いのが特徴です。

こんなご相談から始まることが多いです

  • 小ロット(試作〜数十個)
  • 図面はあるが、細部はまだ検討中
  • 他社で断られた角枠・鉄枠加工
  • 寸法の変更に自由度が高くしたい

図面が完全に固まっていなくても構いません。
スケッチ・写真・現物サンプルからのご相談 も可能です。


ワイヤーフレーム加工のご相談を承っています

「この形状で作れるか分からない」
「小ロットだけど対応してもらえるだろうか」
「図面がまだ固まっていない」

そういった段階からのご相談でも問題ありません。

新田スプリング株式会社(東京都 足立区)では、
用途や後工程を伺いながら、ワイヤーフレーム加工の可否や考え方をご案内しています。

まずはお気軽にお問い合わせください。





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